この記事はこんな人にオススメ
・ダブルカラーでアッシュにしたい
・ダブルカラーをした事ない
・アッシュとはどんな色?
・人と差をつけたい
今回はダブルカラーでアッシュにした検証と、実際に染める時の注意点などをまとめました。
ダブルカラーのアッシュは色味の幅広いので、参考となるデザインも沢山あります。
その中で美容師目線で厳選した、デザインも選んでいます。
ぜひ参考にしてみてください。
Contents
ダブルカラーでアッシュにする前に
ダブルカラーでアッシュにする前に、色味の言い方の矛盾点と、どのような薬剤を使って染めたか説明していきます。
アッシュとは?
直訳すると灰色になりますが、薬剤は青色で、仕上がりのイメージはグレーになります。
少し矛盾が起きるので、簡単に説明しておきます。
薬剤が青色ですが、髪の毛のベースがオレンジや黄色なので、混ざり合うとくすんだ色味になります。
くすんだ灰色っぽいヘアカラーをアッシュ系と言うのが一般的になっています。
今回は薬剤は統一してアッシュ系のグレーに染めていきます。
ブリーチの必要回数と使った薬剤は?
毛束はハイブリーチ1〜4回の4種類用意しました。
薬剤はミルボンの【アディクシーカラー】の『9レベルのグレーパール』をメインで使用しました。そして補色に『9レベルのアメジスト』を5%入れています。
9レベルのグレーパール+9レベルのアメジスト=20:1 オキシ3%
染め上がりの最後に薬剤を貼っておきますので、セルフカラーをする際は、参考にしてください。
ダブルカラーでアッシュにしてみた
↓染める前↓
↓染めた後↓

ブリーチの回数が多いほど透明感があります。
ハイブリーチ1回だと少し濁ったアッシュになりました。
ダブルカラーでアッシュ【グレー】をいれた結果

単体で見ると綺麗に発色していますが、やはり比べて見ると、濁っています。
1回染めでアッシュにするよりも、断然きれいです。
トリプルカラーでアッシュ【グレー】をいれた結果

サロンで一般的に施術するのは、トリプルカラーまでが多いです。髪の毛のダメージを考慮すると、1日でできる限界になります。
色味は1回目よりも、少し透明感がでました。
3回ブリーチ後にアッシュ【グレー】をいれた結果

色味も少し淡くなり、かなり透明感がでました。
補色の紫だけでも、アッシュに近い色味になります。
4回ブリーチ後にアッシュ【グレー】をいれた結果

ブリーチ後の色味がかなり薄く、ところどころ毛が切れていきました。しかし、色味は抜群に綺麗です。
今回使った薬剤
外国人風カラーの中でも色素が濃く、入りすぎ危険なミルボン【アディクシーカラー】です。
調合は20:1の割合で混ぜています。
1剤
2剤
ダブルカラーでアッシュにした時の参考画像【レディース編】
ダブルカラーでアッシュ系の色味は幅広く、青〜グレージュ系の色味まであります。
女性の場合は、中だけブリーチをして、発色を良くしたインナーカラーもオススメです。
特に、アルバイトの規則が厳しかったり、普段は隠したい時にピッタリです。
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グレージュがとても綺麗です。
色落ちすると、ベージュ感が出てきて、また違った印象になります。
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インナーカラーでグレーアッシュを入れると、ミステリアスになります。
全体的に入れるよりも柔らかさがあり、可愛い印象になります。
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こちらもアッシュ系の色味になります。
ブルーが鮮やかで綺麗です。ダブルカラーでないとなかなか入らない色味になります。
これらの他にも、数種類の色味を鮮やかにいれた、ユニコーンカラーなどもあります。
こちらは、カラートリートメントを使用して作ります。
ダブルカラーでアッシュにした時の参考画像【メンズ編】
男性はブリーチをしてダメージしても、カットしていけるので、ダブルカラーはオススメです。
特にアッシュ系の色味は男性的な強さも出してくれたり、少し長めにすれば、中性的な柔らかさがでます。
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こちらもアッシュ系の色味になります。
薄く入れているので、ベージュ感があり柔らかい印象も持ちます。
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少し青みがかったグレイで、かっこいいです。
艶感があり、クールな感じが素敵です。
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少しブラウンよりのアッシュも、上品なイメージでエレガントです。
カジュアルすぎないのが、カッコいいです。
メンズはハイライトもオススメです。
メンズのスタイリッシュさは、束間によって決まります。束感が1番でるのが、ハイライトになります。
ダブルカラーでアッシュをオーダーする時の注意点【サロン】

・ダブルカラーの場合は写真を見せる
・アッシュとグレーの違いを伝える
・ダメージを確認する
・ダブルカラーの履歴を伝える
美容師が確認をしない場合は注意しましょう。
1つずつ深掘りしていきます。
・ダブルカラーの場合は写真を見せる
ダブルカラーで色味を伝える時は細かく伝えましょう。特に画像などで伝えるとスムーズです。
普通のヘアカラーなら口で伝えても問題はありません。
しかし、ダブルカラーの場合は、細かい色味が伝わりません。
例
「ダブルカラーでアッシュにしてほしい」
→普通にアッシュで染めると青くなります。
「ピンクベージュにしてほしい」
→ピンクが強めがいいのか?ベージュよりの方がいいのか?を決める
「グレージュにしてほしい」
→グレーの鮮やかさが違うので、細かい色味を伝える
・アッシュとグレーの違いを伝える
アッシュは灰色という意味ですが、薬剤でいうと青色になります。

ダブルカラーの場合のアッシュは、青色になる可能性があるので、「グレー」と伝えるとスムーズです。
・ダメージを確認する
ダブルカラーでアッシュ系の色味にする場合はダメージを確認しましょう。
ダブルカラーをできない可能性があります。
参考にまとめています。
バージン毛(何もしていない髪の毛) | ◎ ダブルカラー可能 |
---|---|
通常のカラーだけ(ブリーチ以外) | ◯ 可能ですが、毎月染めている人は注意が必要 |
パーマのみ | ◯ 可能ですが、ぐりぐりに当てている場合には注意が必要 |
縮毛矯正のみ | △ 髪質に左右されるが、2回のブリーチには耐えれない可能性あり |
パーマ+通常のカラー | △ 髪の毛の強さに左右される パーマが強く当たっている髪の毛には要注意 |
縮毛矯正+通常のカラー | △ 1度のブリーチに耐えれるか微妙な所 |
ブリーチ(1回) | △ 髪質が弱い人は髪の毛が切れる可能性あり |
ブリーチ(2回以上) | ✖️ 前回ブリーチしたところには薬剤をつけないように注意が必要。しかし髪質によっては耐えられる可能性があり |
ブリーチ+カラートリートメント | △ 髪の毛が切れる可能性あり。それよりもカラートリートメントが残っている場合に取れないことも‥ |
髪の毛の状態によって、できるか、できないかは変わります。
・ダブルカラーの履歴を伝える
ダブルカラーに関わらず、パーマや縮毛矯正などをしている場合は履歴を伝えましょう。
・どれ位前にカラーやパーマをしたか?
・1年以内に、ブリーチもしくは黒染めをしているか?
この履歴はダブルカラーでアッシュにする上で大事になります。
特に黒染めをしていると、明るくなりにくいだけではなく、赤みが残る事があります。
赤みが残ると、アッシュ系の色味になりにくいです。
なので、履歴が大事になります。
ブリーチをするとダメージします。これはもう当然のことですので、仕方ありません。
でも『覚悟はしてたけどこんなダメージするなんて‥』と思っている人は、シャンプーやトリートメントと流さないトリートメントを良いものに変えましょう。
\本物のnドットが買えるプロ専売品サイト!/
※クリックすると美容専売品ショップ ビューティーパーク
に飛びます
特にプロ用の製品と市販のものでは大きく差があります。
プロ用を使うメリット
・仕上がりが全然違う
・香りが高級感がある【商品によりますが、濃厚な香りの物が多い】
・ケラチンやコラーゲンといった、擬似的なタンパク質が含まれている物もある
プロ用を使うデメリット
・値段が高い
・買える場所が限られている
デメリットがいくつかありますが、ブリーチしている間だけでも、プロ用製品を使う価値はあります。
\市販品よりもプロ専売品を‥/
ダブルカラー【アッシュ】をセルフでする時のコツ
セルフカラーのコツなどはこちらでもまとめています。特に重要なポイントをお伝えしていきます。
ダブルカラーでアッシュ系にする為のコツ
・ブリーチは早く塗る
・ブリーチは長く時間をおく
・補色の薬剤は入れすぎない
この3点が特に大事になります。
詳しくみていきます。
・ブリーチは早く塗る
ブリーチ剤は普通のカラー剤と違い、反応が早く、ムラになりやすいです。
ポイント
①全体的に塗る
後ろから塗っていく(染まりやすい顔まわりは最後に塗る)
②その後、チェックしながら(スライスを取りながら)塗っていく
スライスとは‥髪の毛を分けてとる事
※事前に髪の毛が引っかかって塗りにくい場合は、濡らすorトリートメントをつけて塗布していく
髪の毛が引っかかると塗布がスムーズにできず、遅くなってしまう原因になります。
・ブリーチは長く時間をおく
ブリーチ剤は反応が早いので、反応する限界まで時間をおきます。
短い放置時間で流してしまうと、ムラの原因になります。しっかり、反応が終わる20分をめどに時間をおきましょう。
※塗布ムラがあまりないのが前提です。塗布ムラが無いようにたっぷりブリーチ剤をつけましょう。
塗布ムラになりやすい所
・根元
・くしが通りにくい所
・自分が見えにくい所
この3点は特にチェックしましょう。
・補色の薬剤は入れすぎない
ダブルカラーでアッシュを作る際の補色は紫になりますが、補色の考え方はこちらを参考にしてください。
補色の薬剤が多いと、補色ではなくその色味になってしまいます。
入れすぎは注意しましょう。
ダブルカラーでアッシュを作る際の補色の例
10:1もしくは20:1ぐらいがちょうどいいです。
まとめ
いかがでしたか?ダブルカラーでアッシュにする為には、少し長めの施術になります。
デザインも豊富で、カラートリートメントを使って色味をいれるのもオススメです。
ダブルカラーを楽しみましょう。
