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ヘアカラーとパーマ(縮毛矯正)はどちらを先にした方がいいの?
結論からいうと…
パーマ(縮毛矯正)を先にしましょう。
なぜならパーマ系をあとにしてしまうと色味がかなり落ちてしまいます。
逆の場合、パーマの落ち具合や縮毛矯正の落ち具合は全く気にならない程度しかないからです。
では先にパーマや縮毛矯正 デジタルパーマを先にした場合のそれぞれどんな反応をするのかの特徴を知っておきましょう。
パーマ→ヘアカラー
パーマ後のヘアカラーは色味が入りやすいですが、ダメージもしているのでヘアカラーが少し抜けやすいです。
どんなときでもダメージしている髪の毛はカラーが抜けやすい傾向にあります。
ダメージについてはこちらも参考にしてください。
縮毛矯正(ストレート)→ヘアカラー
ストレート後のヘアカラーはパーマの場合とまた少し異なります。
熱を加えているホット系の施術の後のヘアカラーは暗くなりやすい事もあります。
特にストレートに多いのですがストレートの所だけ沈みやすかったりします。
この原因として熱によるタンパク変性で髪の毛が潰れた状態になり光を反射しにくくなった事が考えられます。
少し難しいのですが…
ようするに光を吸収しやすい髪の毛に変化しており、同じトーン(明るさ)で染めても目の錯覚で暗く見えるという事です。
※カラーや明るさは視覚の上では全て光の量によってきまってきます。
なので気をつけるべき点は縮毛矯正の後のヘアカラーは少し暗く見える事があります。
同時にやるのはよくない?!
よくお客様から頂く質問で
という事をよく頂きます。
基本的には大丈夫ですが…
分けてやっていった方がダメージはすくなくなります。
そこには残留アルカリというものが関係してきますがそれは次項目で…
よく昔は絶対に両方やるのはよくないですよーとか美容師によっては両方やるのをお断りしている人を見かけたりしました。
ただやり方次第なんです。
例えばヘアカラーをリタッチにして毛先はパーマをあてるとか…
パーマをあてるからヘアカラーは弱めのアルカリ設定にするとか…
今は色んな種類の薬剤があるのとそれと同時に多種多様なやり方も増えました。
時代に合わせた施術も美容師に求められるのでお客様はどんどん要求するべきだとおもいます。
残留アルカリについて
残留アルカリとは?
先ほど少し触れたのですが…
ヘアカラーやパーマはアルカリ剤というものが含まれています。ヘアカラーやパーマ後にはこのアルカリ剤が残っています。 だいたいこの残留アルカリが落ちるのが1週間前後といわれています。この残留アルカリがなくなってから次の施術していった方が良いですよという事ですね。
ちなみに…
普段の髪の毛は弱酸性から中性なのですが
カラーやパーマ後は弱アルカリ性もしくはアルカリ性に傾いた状態です。
なのでこの普段と違う状態にダメージを与える事は極力さけた方がいいです。

パーマのメカニズム
パーマについて少し触れておきたいとおもいます。
パーマは1剤で内部の結合を切断し、2剤でくっつけていきます。
1剤にはシスチン結合をきる還元剤と還元剤を内部に送るためのアルカリ剤がはいっています。
パーマは「きって」「曲げて」「くっつける」のでやはりダメージがでます。
外科手術のようなものなので少し注意が必要です。
ヘアカラーは「広げて」「埋める」このようなイメージなのでヘアカラーの方がやはりダメージはすくないです。
ホット系パーマ(縮毛矯正)のメカニズム
基本的にはパーマの工程「きって」「曲げて」「くっつける」に熱処理が加わります。
熱処理が加わる事によりツヤが出やすくなりますが内部のダメージとしてはホット系の方がでています。
一見するとダメージは分かりにくいですが…
正しい知識がもてればヘアカラーやパーマはもっと楽しくなります。
日頃のお手入れもしっかりしていきましょう。
