若い方(10代から20代)と白髪染めの方(特に白髪が多くある方)は根元からしっかり染めて欲しいという意見をよく耳にします。
しかし30代の方は根元しみるからあけて塗布して欲しいといわれます。
ヘアカラーは頭皮につけない方がいいの?と疑問に思っている方や仕上がりの違いについて詳しく解説していきたいと思います。
またヘアカラーを頭皮につけない技術やオーダーの仕方もみていきましょう。
Contents
ヘアカラーって頭皮につけない方がいいの?
つけない方がいいです。
つけない方がいい理由を説明していきます。
①アレルギーになりにくい
②頭皮環境が悪くならない
③薄毛予防や白髪予防につながる
というようなメリットがあります。
では1つずつ深掘りしていきます。
①アレルギーになりにくい
こちらは通常のヘアカラーや白髪染めにはいっいるジアミンという物質によって起こるアレルギーです。
花粉症と同じでアレルギー物質が蓄積して起こる事もあります。アレルギーに関してはこちらでも詳しく書いています。

なぜアレルギーになりにくいのかと言うと、頭皮につけないからです。
現在このジアミンアレルギーの方も頭皮につけずにヘアカラーをしていますが、ジアミンが蓄積されると急にアレルギーになる場合があります。
②頭皮環境が悪くならない
こちらはアレルギーも関係しますが、それとは別の頭皮環境が悪くなる原因について説明します。
頭皮環境が悪くなる原因
・アレルギー性の反応
・非アレルギー性の反応
・感覚刺激
※アレルギー性の反応は省きます
非アレルギー性の反応
ここでは非アレルギー性の反応と感覚刺激によって頭皮環境が悪くなる原因をみていきます。
非アレルギー性の反応は皮膚が弱っている状態です。
ヘアカラーを頭皮につけて、頻繁にヘアカラーをしていると皮膚が弱くなっている状態が続きます。
それほどヘアカラー剤は強い薬剤になります。
アレルギーではなくても頭皮の環境が悪くなります。
感覚刺激の反応
こちらはヘアカラーをしている最中にピリピリと痛む「あの症状」です。
ピリピリと痛むのは頭皮が薬剤により刺激を受けているからです。
人間の体は刺激物には敏感です。
体に悪いものだからこその反応になります。
この事から極力、体にはつけない方が良いです。
③薄毛予防や白髪予防になる
刺激物が薄毛の原因になる事があります。ましてや直接頭皮につける事で毛穴を詰まらせている原因にもなります。
ヘアカラー剤が毛穴に詰まる事で、毛穴もダメージしている事が簡単に想像できます。
白髪になるメカニズムも毛穴が主な原因になります。

白髪が出始めてまだ間もない頃は頭皮につけずにヘアカラーをする事をオススメします。
頭皮につけないと仕上がりが変わる?
仕上がりは変わります。
ではどのように変わるのでしょう?
それは
根元がしっかり染まらないと言う事です。
白髪染めをしている方は根元はしっかり染めたいと思います。これができないので嫌がる方も沢山います。
通常のヘアカラーでも1ヶ月で根元が気になる方や明るい髪色の方は少し伸びただけで気になります。
なので
10代から20代(比較的明るめにヘアカラーできる)と白髪が多い方は、根元につけてヘアカラーをする事を望みます。
しかし、何度も言いますが…
ヘアカラー剤は強い薬剤なので頭皮にはつけない方が良いです。
頭皮につけない技術
ゼロテクと言います。
限りなく根元に近づけて塗布していく事です。
参考までに載せておきます。
他にもスタイリストやサロンによっては白髪が多い部分だけ根元につけて染めるというやり方をする事もあります。
うちのサロンでも事前に確認してやっています。
オーダーの仕方
カウンセリングの時点で「頭皮につけたくない」事を伝えましょう。
できれば、頭皮につけたくない理由も一緒に伝えときましょう。
例
・薄毛予防で頭皮につけたくない
・頭皮がしみる
・頭皮にはつけたくないがぎりぎりまで攻めて欲しい
など
一緒に美容師に理由まで伝えると、カルテに注意書きとして書きます。
そうすると次回も頭皮につけずに染めますし、頭皮に対しての悩みが分かります。
薄毛を気にしている方であれば頭皮のマッサージローションなどのオススメを聞く事もできます。
こちらでもオススメのマッサージローションとセルフカラー用の頭皮の保護スプレーなども貼っておきます。
まとめ
いかがでしたか?
結論としてヘアカラーは頭皮につけない方がいいです。
仕上がりは変わりますが将来や近い未来の事を考えると大切な事になります。
ぜひ参考にしてください。
