ヘアカラーでどれぐらい髪の毛がダメージをうけるのかまとめてみました。
ヘアカラーを繰り返す事により髪の毛はダメージしていきます。
ダメージの理解を深めて今後のヘアカラーに役立てれば嬉しいです。
おしゃれ染め【ファッションカラー】によるダメージ
ファッションカラーによるダメージですがこれは明るさによっても変わってきます。
明るくすればするほどダメージは強くなり暗くなればダメージは少なくなります。(手触りの面で少し変わるところもあります。)
1つずつ説明していくと…
単純に明るいカラーというのは髪の毛の黒さを取るために脱色剤が強くなります。
これが明るくなるとダメージが強くなる原因です。
暗めのカラーだとこの脱色剤が少なくて済むのでダメージが弱くなります。
基本的に カラー剤で染めれる明るさ【トーン】のレベルは1~13まであります。
これがそのままダメージに比例すると考えてください。
ちなみに例外があります。
それは黒染めと呼ばれる3レベル以下で染める場合です。
黒染めをすると手触りがキシキシになったおぼえがありませんか?
それは脱色剤の影響ではなく…
その後に入る色素の影響をうけています。
分かりやすく説明すると
色素は3種類あり「青」「赤」「黄」とあります。
黒くすればするほど、この三色の色素を濃くいれなければなりません。
この色素が多くなればなるほど手触りが悪くなる事があります。
サロン用ヘアカラー剤の基本構造
トリートメント 70%
色味 20%
脱色剤 10%
といわれております。(メーカーなどによって変わります)
黒染めの場合この色味が増えトリートメントの比率が下がっている事も考えられるのではないかとも思っています。
あと2剤によってもダメージは変わってきます。
日本では3%の2剤と6%の2剤があります。
6%の方がダメージは強くなります。
セルフカラーで染める2剤は 6%しかありえませんので気をつけてください。
3%の2剤は主に色味だけを入れたいとき(明るくしない)時に使っていきます。
白髪染めによるダメージ
続いて白髪染めによるダメージですが基本はファッションカラーと同じになります。
違う点は、ファッションカラーで触れた「黒染め」に近くなってきます。
これは白髪を染めるので自然と色素の量は増えていきます。
白髪染めで明るくできないのはこの理由からなんですね。
ちなみに新しく根元から生えてきた白髪を染める際の2剤は6%になります。
ブリーチによるダメージ
ブリーチはどのヘアカラー剤よりも1番ダメージをします。
なぜなら?
脱色剤のみの薬剤になるからです。
トリートメントや感触剤も極力少なく脱色のみに力を注いでいるカラー剤です。
通常、ヘアカラーでは2行程を同時にしています。
1、色素の脱色
2、色素を新たに入れる
ブリーチは
1、色素の脱色のみを行います。
なのでファッションカラーでは表現できない13レベル以上の明るいヘアカラーが楽しめます。
ちなみにブリーチのところで回数別の手触りやダメージについては詳しく触れています。

マニュキュア【酸性カラー】によるダメージ
マニュキュアによるダメージはほぼ無いと思ってもらって結構です。
なぜなら…
セロハンテープをイメージしてもらうと分かりやすいのですが…
髪の毛にくっつけていってるだけです。
貼っているだけではダメージがでません。
ではどういう時にダメージがでているかというと…
セロハンテープを剥がす時に剥がし残しがでてくる事があります。
これが汚れて古くなると手触りが悪くなったりします。
マニュキュアでダメージが出る場合は残った酸性カラーの古くなった色素が原因です。
頭皮がうけるダメージ
頭皮がうけるダメージですが…
まずはヘアカラーによる薄毛のリスクこちらも参考にしてください。

物理的にヘアカラー剤を頭皮につけた場合が頭皮が痛む原因になります。
染みたりするのは脱色剤の影響ですね。
染みると言うことはなんらかの体に対しての影響ですのでできるだけ「頭皮につけないカラー」をするというのを心がけた方が長くカラーを楽しめると思います。
