セルフカラーで大事なのは薬剤の質
ヘアカラーを安く済ませようと思ったり、美容室に行く時間がないからついつい自分で染めたりした事ないですか?
ムラになってしまいセルフカラーはしないと思った人もいると思います。
でもちょっと待ってください。
上手に染める方法があります。
中でも大事なのは「薬剤の質」になります。
意外かもしれませんが、なぜ薬剤の質が大事なのか説明していきますね。
市販のカラー剤の特徴
どんな髪質にも合うように強めに作られています。
なぜなら市販のカラー剤のメーカーで1番怖いクレームが「染まらなかった」だからです。
「強めに」というとどれぐらい強いのでしょう?
通常、サロンカラーで使用する薬剤はトリートメント成分が中身の8割を占めます。
純粋な色素やアルカリ剤は2割しかはいっていません。
これはカラーでダメージした髪の毛を保護する役目やダメージさせにくい為の企業努力になります。
市販のカラー剤は安いです。
600円から800円になります。中には千円以上するものもありますが‥
それだけ安価で販売しているので薬剤のトリートメントの部分はコストカットされる所になってきます。
これらの事から品質よりもコスパを重視してクレームが出ない商品を目指している事になります。
次に 最も大事な事ですが‥
市販のヘアカラー剤は基本的にアルカリカラーです。もともと明るく染める用の薬剤という事になります。
美容師は暗くする場合は弱アルカリの薬剤を使ったり、2剤のオキシを3%に変えたりします。
少し難しくなりましたが…
今はサロン用の薬剤もネットで購入できます。
少しの知識で綺麗にセルフカラーができるようになります。
少し深掘りしていきますね。
サロン用ヘアカラーの選び方
まず1剤と2剤があります。
他にも必要なものがありますが、ここでは選び方を分かりやすく説明していきます。
1剤の選び方
箱に入ったチューブ型のものです。
パッと見たときに数字が書いてあります。まずは数字を選びます。この数字が明るさを示すトーンになります。
1~13まであります。1が暗く13が明るいです。
明るくしたい場合は希望の数字の薬剤を選びます。
暗くしたい場合は数字を2つ落として選びます。
(例)9レベルまで落としたい場合は7レベルの薬剤を選びます。
2剤の選び方
2剤には2種類しかありません。
3%の薬剤と6%の薬剤です。こちらははっきりと書いてあるので心配しないでください。
明るくしたい場合は6%
暗くしたい場合は3%
の薬剤を使っていきます。
まとめると…
色味についてはパッケージに分かりやすく書いてますので好みのヘアカラーを選びましょう。色味は正解がないので明るさだけ気つけましょう。

セルフカラーの塗布の仕方
ここからは実際の塗布の仕方を説明していきます。
白髪染めの方はラップもあると便利です。
準備するもの
リンクも貼っておきますが100均で揃えれるものもあります。測りとハケ以外は100均でも大丈夫です。
作る手順
①測りにカップをのせてゼロ表示させます。
②サロン用カラー剤の1剤をいれます。
ショートヘア 35g
ミディアムヘア 50g
ロングヘアー 100g~
③2剤を1剤と同じ量いれます。
ショートヘア 1剤35g+2剤35g =70g
ミディアムヘア 1剤50g+2剤50g =100g
ロングヘア 1剤100g+2剤100g =200g
毛量が多い方は多めに作りましょう。少ないと塗布ムラの原因になります。
④マドラーでなめらかになるまで混ぜます。
あとは市販のカラー剤と同じで塗っていきます。
ポイントは
1剤と2剤を同じ分量混ぜる事 のみになります。
ずっと使えるカップやマドラーは100円で揃いますしサロン用のヘアカラー剤も高くありません。
実は材料代だけで考えると市販のものとそう変わりないです。

塗布のポイント
明るくする場合は根元につきすぎないように注意しましょう。
薬剤が溜まってしまうと根元だけ明るくなります。
暗くする場合で新しく伸びた毛を明るくしたい場合には薬剤を3%と6%を半分ずつ混ぜて4.5%にしましょう。
そうする事で塗布時に根元から毛先まで塗る事が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?最低限のポイントのみまとめました。
美容師がヘアカラーをする場合はもっと複雑になりますが…セルフカラーの基礎的な考え方やり方になっています。
ぜひ一度この通りにやってみてください。そうする事で自宅で「外国人風カラー」ができたりするかも!?
