ヘアカラー剤は動物実験を経て作られている?
知っていましたか?
ヘアカラーの薬剤を作る上で動物で検証されてから世に出回る事を…
なぜ動物で検証しないといけないのか?理由を考えてみた
動物で検証する理由ですが…
恐らく
染まりや肌があれたりするかどうかなどを調べると思います。
考えると染まりよりも「肌荒れ」の方がメインだと思います。
なぜなら染まり具合は実際の髪の毛「切った後の毛」でも対応できるからです。
一方で「肌荒れ」は切ったあとの髪の毛ではわからないからです。
残酷なことに動物【ラット】で荒れるかどうかを見るみたいです。
実験用でのちのちの人の為になる事なので仕方がないとお考えの方もいると思います。
が…
やはり心が痛みます。
もちろん 人間に使って刺激が強くなんらかの問題が生じても困ります。
毎日ヘアカラー剤を使っている美容師はこのことを踏まえてヘアカラーを施術していくのが義務だと思います。
これが正しいとは思わないが別の方法があるのではないだろうか?と私は考えます。
iPS細胞で…
世界の進歩はめまぐるしいものがあります。
そのなかでiPS細胞を使って検証できるようなれば命を奪ったり痛めつけたりすることが減ります。
勝手な事を言ってても
コストはすごいと思いますが…
それがいつの日にか当たり前になっていたらどんなに良いものかと考えます。
そしてこんな発表もありました。
花王からの発表
動物実験の廃止に向けた動きは世界的なものであり、花王グループはこの考え方に賛同しています。
花王グル―プは、化粧品(医薬部外品を含む)の商品開発に際し、外部委託を含めて動物を用いた試験は行なっておりません。また、今後も行なう予定はありません。*1
*1 万一、社会に対して安全性の説明責任が生じた場合や、一部の国において行政から求められた場合を除きます。化粧品以外の分野についても、動物実験は行わない方針です。ただし、適切な代替法がない場合、法規制上求められた場合等、動物実験が避けられないこともあります。*2*2 動物実験を行なう場合には、動物愛護での3Rs(Replacement, Reduction, Refinement) の基本理念の基、その実施は最小限にとどめます。商品の安全性確保は何よりも重要であり、花王グループの安全基準を定めて順守しています。すなわち、安全性情報を広く収集し、今までの知見を含めた情報データベースを活用するとともに動物実験代替法を積極的に取り入れています。また十分な安全性を確認した後、人が実際にその製品を使う場面でも製品に問題がないことを確認するために実使用評価も行なっており、これらにより製品の安全性を確認しています。
動物実験代替法の技術開発に関しては、花王では1980年代後半から取り組んでいます。動物実験代替法はグローバルに広く使える公的な試験法であるべきと考え、国際的な試験法ガイドライン化に向けた取り組みをグローバルの研究機関と連携して積極的に行なっています。また欧州化粧品工業会(Cosmetics Europe)が推進する動物実験代替法のプロジェクトにも参加しています。今後も、国内外の業界団体、他社等とも共同し、動物実験代替法の技術開発に積極的に取り組んでいきます。
https://www.kao.com/jp/corporate/sustainability/safety-quality/animal-testing-policy/引用
かみ砕くと
動物実験はしません。
ただし例外がありどうしてもその実験をしないといけない場合のみします。
新たな試験方法があるのでそっちを積極的にやっていきます。
という事ですね。動物実験は意外の方法があるならぜひそちらでお願いしたいです。
気になるのがカラーリングをしているペット
そこで関連して、少し前に中国で話題になったカラフルなペット達…
覚えていますか?

https://matome.naver.jp/odai/2144379258643586301引用
この子達は何で染めているのでしょう?
ちゃんとペット用のカラー剤で染めているのでしょうか?
心配になります。

http://psnews.jp/dog/p/40983/より引用
こちらは人間用のヘアカラーで染めた子みたいなのですが…
かわいそうですね。
目ははれ皮膚があれています。
この事からヘアカラー剤は刺激が強く使い方を間違えると大変なことになります。
絶対にやってはいけない事
薬剤の知識は正しく使いましょう。
動物実験をやめた企業
ダリア
「ダリヤでは、化粧品・医薬部外品開発において動物実験を実施しておりません。
今後も、代替試験法やヒトによる各種実験などによって、安全・安心を最優先としながら、動物実験を行わない方針で化粧品・医薬部外品開発を進めてまいります。(*)」
http://www.crueltyfreebeauty.jp/news/detail/id=82より引用
嬉しいニュースですね。今後もこういう企業が増えていくといいなと思います。
カラー剤の重さを感じて欲しい
美容師はこの事実を知ってカラー剤の一本の重みを感じて欲しいと思います。
この事実の上に製品が作られています。
簡単に薬剤を流しに捨てたりするとやはり少なからずいろいろな所に影響がでてきたりします。
こういった事をなくしていける声を上げるのも1番カラー剤を使っている私たちの役割ではないかと思います。
