カラーリストって?
カラーリストという言葉が世の中に浸透する前は アシスタントとスタイリスト というくくりで美容師は成り立っていました。
ご存知の方も多いですが…美容室には役割があります。
アシスタント
アシスタントとはその名のとおりスタイリストのアシストします。サロンに就職して初めての役割がこのアシスタントになります。
アシスタントを誰しも経験しスタイリストになります。
アシスタントも1年目 2年目 3年目…と役割が変わってきます。
最初に覚える技術はシャンプーでこの時はシャンプーマンなどと呼ばれたりもします。
シャンプーの次はカラーやパーマも任されていきます。この時期にはカット以外の技術ができるようになります。
その後スタイリストまではアシスタントを取り仕切るアシスタントリーダーになっていきます。
徐々に責任感も重くなり店内 全体を把握できるようになります。
スタイリスト
スタイリストはアシスタントを卒業して1からお客様に入客していきます。
アシスタントとは全然違う頭の使い方をしていきます。
どのように違うかと言うと…
アシスタントの時は言われた事をやるのが1番の優先順位です。
できるアシスタントは先回りしますけどね…
言われた事をやると言うことはあまり考えなくても体が覚えているという感覚になります。
しかしスタイリストは違います。
お客様とのカウンセリングをしながら脳みそは仕上がりをイメージしたりどうカットしていくか?ヘアカラーはどうするか?など考えながらのお仕事になります。
なのでアシスタントの時はすごいアシスタントでもスタイリストになると急に壁にぶつかる事もあります。
もう職業が違うと言っても言いすぎてはありません。
アシスタントとカラーリストの違いは?
まずアシスタントとカラーリストは違います。アシスタントは言われた事をやるのに対してカラーリストはスタイリストと同じで考えながらの施術になります。
大きく違う所は「考えながら施術する」という事になります。
ただ現状はアシスタントからカラーリストになる方が多くサロン内での役割がそんなに変わりません。
まれにスタイリストからカラーリストになる方もいますがまだ少ないです。
業界の流れとしては
アシスタント→カラーリスト→スタイリスト
が1番多い流れになっています。
カラーリストはカラーは上手?
カラーリストってヘアカラーは上手なのか疑問に思っている方も多いと思います。
はっきりいうと…
…
上手いです。
もちろん人によりますが…
なぜ上手いか?スタイリストよりうまいのか?という疑問があると思いますが上手い理由を解説していきます。
②スタイリストはシャンプーが下手になる事が多い
③カラーリストというプライドがある
まず①のヘアカラーのみ毎日、毎回やっているですが
これは流石に毎日やっていた方が上手いです。朝から晩までカラーをずっと考えて塗っている方が経験も積み上がっています。
②スタイリストはシャンプーが下手になる事が多い
ですが…
どういう事?と思った方も多いと思います。
これはスタイリストの中でのシャンプーの優先順位が少しさがってしまうのです。
スタイルを考えて施術してヘアカラーを考え施術してとなるとシャンプーはどうしても軽視されがちです。
もちろん全てのスタイリストがそうではありません。
という事でヘアカラーの優先順位が下がる場合がスタイリストには出てくるからです。
③カラーリストというプライドがある
ですがやはりカラーリストと名乗るからにはそれなりのプライドがあります。
プライドがない場合はアシスタントの表記のままでいいわけです。
サロンの思惑でカラーリストと表記されていなければプライドがあるはずです。
よってカラーリストと名乗っているからにはヘアカラーは自信がある方がほとんどです。
またまだ日本では…
カラーリストという専門職が確立されていません。国によってはカラーリストという職業が確立している国もあります。
日本ではまだまだカラーリストがスタイリストより下に見られがちです。
カラーリストの地位を確実なものにする為に動きだす美容師もいてもいいのかなと思いますが…なかなか難しいようです。
カラーリストの地位確立の為の動き
②ヘアカラーの重要性を世の中に見せる
③スタイリストよりもヘアカラーにこだわる
④発信力のあるカラーリストを作る
この4つがあれば日本もカラーリストがもっと認められるのではないかと考えます。
ヘアカラー専門店の人は?
白髪染め専門の方はカラーリストにははいらないです。最初にも言いましたが お客様を考えてヘアカラーを作る方でないとカラーリストとは言えません。
ヘアカラー専門店でもファッションカラーやブリーチなどがあるサロンはカラーリストになりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
美容業界の闇になりそうな部分ではありますがもっとカラーリストが地位を確立して働きやすい業界を作っていく日本が見たいとおもっています。
