ラップの効果
① 保湿効果
② 熱の再利用
③ 汚れ防止
④ 塗布ムラ防止(白髪染めのみ)
ラップの効果は4つあります。
①の保湿効果
ラップは保湿と保温をしてくれます。保温については②の熱の再利用で触れていきます。
では保湿する理由ですが…
ヘアカラー剤はドロっとした物です。もちろん水分が入ってますので蒸発していきます。
特にカラー剤は20分も放置するとカピカピになっていきます。
少し考えてください。
固形のものより液体の方が薬剤は伸びがいいです。つまり固形に近い状態になると薬剤が伸びないです。もっというとムラになりやすい事になります。
保湿効果がある事によってムラを防ぎやすくなります。
②熱の再利用
人の体温は35°~37°ですがこの熱がカラー剤の効果をかなり発揮してくれます。
熱を逃がさない為にもラップはした方がいいです。
ヘアカラー剤における熱の役割
・早く浸透する
・トーンが上がる
とかなり重要な役割になってきます。
染まりにくい(思ってたよりも暗くなるなぁ)人は体温の再利用をしましょう。
③汚れ防止
これは分かりやすいと思います。
カラー剤は少し液状のものなので床に落ちる事もあります。それを防ぐ為にもラップで守りましょう。
お皿を汚したくない時はラップして料理をのせるのと同じです。
④塗布ムラ防止(白髪染めのみ)
こちらはラップの使い方にコツがいります。
どういう事かというと…
ラップを頭皮にぴたっとつけるように使用します。
ピタッとつける事で 頭皮 髪の毛 ラップの隙間 を減らすのです。
なぜこれがムラ防止になるのか?
薬剤は半分液体ですので少し移動します。
塗布ムラがあり塗れてない所に移動しやすい状態を作れます。
白髪染めなどで特に有効になってきます。おしゃれ染めの場合は根元が明るくなりすぎる事がありますのでフワッとラップをしましょう。
では他の方も言っていた酸化重合しにくくなるんじゃないの?
という疑問があるかもしれません。
ラップで包んだぐらいでラップ内の酸素はなくなりません。
それよりも塗布ムラになる方が仕上がり的にはショックです…
ただ自然酸化させた方が定着が良くなるので塗って10分ぐらいしたらラップをはずしましょう。
ラップを使った裏技
ズバリ 「温める」事です。
こちらは賛否両論ありなおかつ裏技的な扱いになります。
なぜなら市販の薬剤の箱にはそんなこと書いていませんし…
温める事によって頭皮の状態が悪くなる場合があるからです。
特に染まりが暗くなる方のみした方がいいです。
ラップをして温める事によって、より薬剤が促進していきます。
特に染まりにくい襟足の部分などから温めると効果的です。
注意点!!温める方は絶対よんでください!
美容室のラップと市販のラップは違うの?
少し違いますがあまり分からないし、劇的に変わりません。
しかし違う所があります。
・美容室用のラップの方が厚みがあります。
・美容室用は市販のものよりラップ同士がくっつきにくいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
サロンで えっ?ラップされてないとお思いの方もいると思いますが…その時々でラップをするかしないか変わってきます。
ラップにこれだけの力がありますので…
ぜひセルフカラーでもラップを活用して綺麗なヘアカラーを目指しましょう。
