この記事はこんな人にオススメ
・ヘアカラー定額制のサロンが気になる
・ヘアカラー定額制のサロンに行っている
・白髪が気になる
・定額制のカラー専門店が近くにできた
今回は最近少しずつ増えている定額制のカラー専門店についてです。
1番疑問に思うことは、「本当に安いのか?」ということです。
現在、美容室経営中の私が徹底解説していきます。
低料金サロンの価格設定や通常料金サロンなども立ち上げて、初めから料金を設定した経験を生かして安いのか見ていきます。
ヘアカラー定額制はお得?
結論から言うと‥
2ヶ月で5回以上通うとお得になります。
なぜそうなるかを解説していきます。
ヘアカラーの料金は1回で2000円から6000円とかなり幅があります。
低料金サロン→1800円〜
通常サロン→4000円〜
※およそこの範囲になっていますが、ちょうど間の3000円ほどのサロンもあります。
低料金サロンでは2000円【リタッチ】に設定しているサロンが多いのでそちらと今回は比較していきます。
定額制のお値段は?
60日間で約8000円という値段設定でした。
その中で縛りがあるものが14日以上たたないと染めれないというものです。
この縛りがありとなしのものがありました。
定額制サロンのルール【例】
とういことは通常のヘアカラーだと、4回分のヘアカラーをして8000円という事になります。
だいたい1回分が2000円になります。
そうすると、60日で4回ヘアカラーをしなければなりません。
つまりヘアカラーは2ヶ月に4回通うことになるのですが、この頻度はかなり早いです。
ということは縛りなしの白髪染めの場合でも2ヶ月で5回通わないと安さを感じれないです。
今回は例にとって考えてみましたが地域差などにより料金は変動しますのでご注意ください
頻繁にヘアカラーをしても頭皮は大丈夫なのか?
根元が伸びるのが気になり、中には「2ヶ月に5回ぐらいはヘアカラーをしたい」と言う人もいます。
そこで気になるのは、頭皮と髪の毛のダメージです。
ヘアカラーは頻繁にするほど、頭皮と髪の毛にダメージを与えます。
2ヶ月に5回のヘアカラーというと、12日に1回のペースでヘアカラーをする事になります。
髪の毛のダメージは目に見えてしていきますが、ここで注目しないといけないのが、目に見えないダメージです。
それが残留アルカリとジアミンです。
この2つが与える問題を見ていきます。
残留アルカリ
ヘアカラーをしてダメージの原因と言われる1つに残留アルカリがあります。
残留アルカリとはヘアカラーやパーマの後に残るアルカリ剤の事で…
これが残る事によってじわじわとダメージしていきます。
どれぐらい残るのかいうと‥
だいたい1週間前後残ります。
12日スパンでヘアカラーをすると残留アルカリがない状態が5日しかなくなります。
健康な状態よりも残留アルカリが残った状態の方が長いというのは少し危険です。
人間の頭皮や髪の毛は弱酸性になっています。1年スパンで考えると…頭皮がアルカリに傾いているというのは恐ろしい事になります。
しかしそちらもしっかり考えているようで定額制のサロンには残留アルカリを除去する為のメニューもあります。
ジアミン
聞きなれないかもしれませんが…
こちらはヘアカラーの色素の成分になるアレルギー物質です。
ジアミンアレルギーの方はヘアカラーの後に痒くなります。
もっとひどくなると顔が腫れたりパンパンになる場合があります。
美容業界で1番トラブル数が多い薬剤です。
ジアミンの怖さやかぶれなどはこちらで詳しく解説しています↓

こちら実は花粉症のように急になる場合があるのです。
花粉症の場合よく例えられるのが…
コップに水を注いでいく原理です。
毎回コップに水を注ぎ急に溢れ出すという事がジアミンも起こります。
前回のヘアカラーは大丈夫だったが今回は痒くなった…という事があります。
12日に1回ヘアカラーをしているとコップに、水が溜まるのは「すぐ」という事です。
しかしこれもジアミン50%カットやノンジアミンの薬剤もあります。
やはり+メニューで高くなりますが…
まとめ
ヘアカラー定額制のサロンは決して安くはありません。
定額制だから頻繁に行くと、ジアミンや残留アルカリなどのダメージが出ます。
違う問題も出てきますので、慎重に吟味してサロンは選びましょう。
美容師が定額制を利用するなら‥
・リタッチだけする
・カラー前にはシャンプーはしない
・ヘアカラー後に頭皮に保湿をする
これらを徹底していき、頭皮への影響を減らします。
ぜひ参考にしてください。
今回の定額制のサロンはホットペッパーで検索しました。
定額制のサロンを探している方はこちらからどうぞ↓
髪の毛と頭皮はいたわりましょう。
