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ヘアカラーが染まりにくい原因は実は〇〇だった
ヘアカラーが染まりにくい人は意外にも沢山います。そんな染まりにくい方の悩みを解決できるようにメカニズムと対処法を説明していきます。
ヘアカラーが染まりにくい方はヘアカラーをする上で希望の色にならなかったり、赤みが抜けきらなかったりします。
人によりその原因は違ってきますが大きな原因として3つあります。
髪の毛が「くせ毛だから染まりにくい」や「剛毛だから染まりにくい」という事は実はヘアカラーが染まりにくい原因ではありません。
そういう傾向が見られる人に次の項目があてはまっている事が多いのです。
キューティクルの枚数
実は染まりにくい原因の最も多いのは 「キューティクルの枚数」にあります。
これは見た目だけでは判断できません。
普通の方の枚数で6枚から7枚と言われています。多くなってくると8枚や10枚となってきます。
少なければ染まりやすく多ければ染まりにくと言うことになります。
キューティクルは髪の毛、表面をひだ状に形成しています。キューティクルは髪の毛を守る門番の役目もしています。

上の図のようなヒダが何層にも重なっています。
キューティクルの枚数の判断の仕方
触って判断します。
髪の毛を一本とり毛先から根元にかけて指の腹でスーッとずらしていきます。
そうすると毛先の方がつるっとして根元にいくほどキュッとなっていきます。
(ダメージしてるほど分かります。)
少し抽象的になってしまうのですが…これは経験も必要になりますので…
参考までにお願いします。
このやり方でキューティクルの枚数を判断します。
ちなみにブリーチなどでハイダメージの方は全体を触るときしんでいてガシガシになっていると思いますが…
一本だけとると毛先はつるっとしています。
これはキューティクルが全て剥がれている状態なのでツルツルになります。
キューティクルは髪の毛の表面のでこぼこを形成しているのでハイダメージ毛は一本だけ触るとつるつるです。
キューティクルの枚数はパッと見ただけでは判断できない隠れた髪質になります。
キューティクルの開き具合
ひだ状についているキューティクルですが
キューティクルの開き具合にも染まりやすさは関係してきます。
開いている方が薬剤の浸透が早く染まりやすくなります。
あまり開いていらないと染まりにくくなります。
初めてヘアカラーをする場合にはキューティクルが開いていない方も多いです。
初めてのヘアカラーで時間がかかる原因の1つにもキューティクルの開いていない事があります。
色素の濃さ
これは遺伝的なものになります。色素の濃さというのは色素の量になります。
色素は 「青」「赤」「黄」で作られています。この数が多いと髪の毛は真っ黒や漆黒にみえます。
色素が濃い(濃い黒)場合は染まりにくく
薄い方が染まりやすくなります。
剛毛だからといって髪の毛が真っ黒とは限りません。軟毛で細い髪の毛でも色素が濃い方も沢山います。
髪質と色素の濃さは比例しません。
トリートメントなどコーティング剤
トリートメントやコンディショナー、アウトバス これらの物がヘアカラーを染めにくくする原因になる事があります。
コーティング剤(トリートメントやアウトバス)は表面についている状態ではヘアカラーは影響されません。
しかしコーティング剤が積もり積もって残っている場合があります。
図で解説すると…

このように毎日のシャンプーでしっかり落としきれてない場合はキューティクルの内部に詰まっている状態になります。
詰まっていると染まりにくくなってしまいます。
コーティング剤(アウトバス)が強すぎる場合
こちらはコーティングそのものが強すぎる場合に起こります。こういう商品はあまりないのですが時々コーティングが強すぎる商品があるので注意しましょう。
一時期 市販のツバキのシャンプーとトリートメントがヘアカラーの邪魔をして染まりにくくなるという話が広がりました。
トリートメントのコーティングが強いのに毎日のシャンプーで落としきれない事が原因でした。
染まりにくい人の対処法
キューティクルの枚数が多い人
キューティクルが開きにくい人
セルフカラーをする時は髪の毛を濡らしてから塗布しましょう。
色素が濃い人
コーティング剤などが落としきれていない人
まとめると
それでも染まりにくい場合は?
時間をかける
時間をかければ必ず染まります。時間とは施術時間とヘアカラーを繰り返す事によって積み上がります。
ブリーチをする
ダブルカラーでブリーチで色をぬいてヘアカラーを上から塗っていきます。

これらで必ず解決できますのでご安心ください。
染まりにくい人にワンポイント
美容室は変えない方がいい
美容室を変えてしまうと今まで髪質などの情報をまた1から作りあげなければなりません。
違うサロンに初めて行った時に美容師が染まりにくいと認識せずに通常のヘアカラーをしてしまう場合があります。
それを避ける為にも「染まりにくい人は1つのサロンでヘアカラーをする」方が希望のヘアカラーになります。
コーティング剤を削る為にもパーマなど
コーティング剤を少しでも削る為にパーマなどをあてる人もいます。時間に余裕とパーマスタイルにチャレンジしたい人は先にパーマをあてておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
染まりにくい人でも綺麗染める方法を紹介しました。
ぜひ参考にしてください。
