セルフカラー

生理中のヘアカラーはやめた方がいいの? 【体温低下で染まりにくくなるはウソ】

女性A
女性A
ちょっと聞きにくい質問があるんですが…
大作
大作
えっ?なんですか?
女性A
女性A
女の子の日ってヘアカラーしない方がいいって聞いたんですけど…

 

生理中のヘアカラーへの影響

ヘアカラーへの直接の影響はありません。

しかし体温の関係やホルモンバランスの関係で少し影響する場合もあります。

体温の影響

生理中の体温は低くなります。

生理開始から次の生理までの周期が28日でしたら低温期が14日と高温期14日と続きます。

この間は0.3~0.5℃ほど体温が変化します。

生理中の体温の変化で0.3~0.5℃ほどなので…

ヘアカラーに影響する事はありません。

空調の差で1℃以上変わる事があるのに体温の0.3~0.5℃で影響される事はないといえます。

薬剤に影響する場合【プロ向け】

体温の影響ではなく薬剤自体が熱を持ち発熱する事があります。この場合は生理中の体温で発熱するのではなく、過酸化水素と重金属により反応し発熱する場合があります。

ホルモンバランスが頭皮に与える影響

生理はエストロゲンプロゲステロンという物質から引き起こされる現象です。

少し難しいですが分かりやすく解説していきます。ちなみに化粧のりが悪い原因も同じ理由ですので参考にしてください。

エストロゲン

肌の状態を整えて潤いを保ち肌荒れを防ぐ効果があります。

プロゲステロン

皮脂の分泌を促します。

この2つの成分がバランスよく出ているのが通常の状態です。しかし生理中はエストロゲンが減少します。

エストロゲンが減少する事で…

・肌が乾燥する

・肌がゴワゴワする

・肌の表面の角質層が乱れる

と言った事が起こります。

よって

・化粧のりが悪くなる

・ヒリヒリする

・かゆみがでる

・肌が赤くなる

などの症状がでます。これらの症状がでている状態でヘアカラーの薬剤を頭皮につけて塗ると余計に悪化する事が、容易に想像できます。

大作
大作
ヘアカラーの染まりが悪くなるというよりは頭皮や皮膚への影響が出やすくなりますね。
女性A
女性A
なるほど~  染まり自体には影響はしないけど頭皮を心配した方が良いって事ですね。

エストロゲンの減少での髪の毛への影響

エストロゲンが髪の毛に与える現象は「薄毛」です。エストロゲンが減少する事で髪の毛が薄毛になります。こちらが続くと薄毛が促進していきますが…短期間では問題ないと言えます。

エストロゲンが短期間で髪の毛の構造自体に与える影響は少ないと言えます。

ヘアカラーする上では問題ないです。

対処法

エストロゲンの減少で頭皮が荒れる場合の対処法ですが…

ずばり 

頭皮にヘアカラー剤をつけない事が1番の対策になります。

生理中のヘアカラーは染まりには影響はありませんが、頭皮には影響する可能性があるので根元は開けてヘアカラーをするのが良いです。

ホルモンのバランスや体温は個人差がありますのであまり無理はせずに体調が良い時にヘアカラーをするのがベストだと言えます。

大作
大作
おわり
ABOUT ME
大作
なかなか結果がでないアシスタント期間を5年間を過ごし、スタイリストデビュー後すぐ業務委託サロンへ勤務しました。 そこでお客様に叱られ「美容師辞めたら?」と言われました。不甲斐ない自分が悔しかったので猛勉強し、グループ内の5店舗のマネージャーを務め、現在はカラー特化型サロン2店舗経営中です。