ヘアカラー前のシャンプーはするべき?
しなくても良いです。
ヘアカラー【普通のアルカリカラー おしゃれ染め 白髪染めなど】は髪の毛の内部に薬剤が入り発色します。
つまり髪の毛の表面に多少のスタイリング剤がついていても問題はありません。
しかしあくまでしなくても良いになります。
トリートメントがベタベタに髪の毛に残っている場合などは一度シャンプーでコーティングしているものを落とさなければなりません。
ではどれぐらいのスタイリングの量、スタイリング剤の種類を使うとシャンプーしないといけないのでしょうか?
シャンプーしないといけない場合
ヘアカラー前にシャンプーをする場合の条件をまとめてみました。
・アルカリカラーではなくマニキュアや塩基性カラー(マニパニやカラーバターなど)
・トリートメントの積み上げにより髪の毛がべたついている
・ホコリや汗で髪の毛にくしが通らない
これらの状態の時にはヘアカラー前にシャンプーをする事になります。
なぜしなければならないのか?
上記で挙げたシャンプーする場合では、ヘアカラーの染まりが悪くなる場合と染まりが変わらない場合があります。
染まりが悪くなる場合
・アルカリカラーではなくマニキュアや塩基性カラー(マニパニやカラーバターなど)
・トリートメントの積み上げにより髪の毛がべたついている
この2つの状態の時に少し染まりが悪くなります。
劇的に変わる訳ではなく ほんの少し変わる場合から大幅に変わる場合まで 髪の毛の状態にも左右されます。
少し深掘りすると…
まず【マニキュアやカラーバター】ですが
マニュキアやカラーバターなどはイオン結合により色素が吸着します。

難しいと、分かりにくくなりますので簡潔にいうと…
マニュキアやカラーバター マニパニなどは髪の毛の表面に色素がくっついているので染まりが悪くなる です。
次は【トリートメントの積み上げ】による染まりですが…
こちらは髪の毛の表面に何層にもトリートメントが積み上がっている状態です。
あんぱんで言うと外側のパンの部分が多すぎてなかなかあんこまでたどり着けない状態です。
ワンランク上のヘアカラー前までの準備(対応策)
・トリートメントは一度、綺麗に落とす。
・当日はスタイリング剤はつけない。
この2点になります。
トリートメントを綺麗に落とす為には【落とせるシャンプー】を使う必要があります。
アミノ酸系のシャンプーでは洗浄力が弱く積み重なったトリートメントを落とす事ができません。
こちらはいい香りもしなければ髪の毛がツヤツヤになることもありませんが…しっかり皮膜(積み重なったトリートメント)を落とせるシャンプーになります。
※注意
ヘアカラー前のシャンプーは頭皮に悪い?
頭皮に薬剤をつけてヘアカラーをする場合は当日シャンプーはしない方がいいです。
なぜなら…
頭皮の皮脂を落としすぎるからです。
皮脂を落としすぎると…
薬剤がしみたり痛くなったりします。
頭皮以外の皮膚と同じで激しくこすった後にファンデーションなどを塗る行為は皮膚によくありません。
実は皮脂が頭皮を守る役目をしていますので当日はシャンプーしない方が良いです。
まとめ
ヘアカラー前のシャンプーはしない方が良いです。しかし前日までにヘアカラーの準備としてトリートメントを落とさなければならない方もいます。
影響は少ない方もいれば大きい方もいます。
①前日のシャンプーでトリートメントを落とす。
②当日はシャンプーしない。
③当日はスタイリング剤をつけない。
これらの事を踏まえてヘアカラーをワンランク上の「色味の綺麗のでる髪質」にして楽しみましょう。
