この記事はこんな人にオススメ
・ヘアカラーをしたら緑になった
・髪の毛がすぐ黄色くなる
・補色の関係を知りたい
・セルフカラーを上手にしたい
色には補色となる色が存在します。補色とはどういうものでしょうか?
補う色と書いて補色です。つまりその色を補ってくれる色味になります。
今回はヘアカラーにおける補色の関係を理解すると、セルフカラーに生かしたり、ヘアカラー後の黄ばみを抑えたりといろいろな事に役立ちます。
メイクの補色も同じ考え方なのでメイクにいかす事も可能です。
ヘアカラーの補色とは?

まず補色とはこの画像の反対の色が補色になります。
どういう効果があるのか気になるところですが、考え方はすごくシンプルです。
反対の色を入れるので色味が緩和されます。
例を挙げると‥
青の補色は黄味の橙になります。
これを均等に混ぜると灰色になります。
均等にという所がポイントでどちらかが強いとどちらかに振られてしまいます。
全ての色味には補色があり、重要な役割を果たしてくれます。
ヘアカラーで補色の考え方は?
ヘアカラーで考える場合には1つ大事な事があります。
それはベースの色が最初から黄色やオレンジです。
前提があるので黄色やオレンジの補色を選ぶ事が自然と多くなります。

ブリーチをしてビビットな色味にしていない限りは線で囲った範囲の補色を選ぶ事になります。
つまり色味が入っていない場合の補色は
紫や青になります。
ではこの補色の中でどれを選ぶかの基準は何でしょう?
髪の毛のベースの色味になります。
脱色すると、髪の毛は黒→オレンジ→黄色となっていきます。

このように髪の毛は明るくなればなるほど矢印のように変化していきます。
これに合わせて補色を選んでいきます。
この考え方を抑えて、次は具体的な例で補色を説明していきます。
黄ばみを抑える補色とは?
ご存知の方も多いですが、ムラサキになります。

この表の反対なので正確には青紫になります。
ブリーチをしている場合、ムラサキの色味を定期的に入れていく事で黄ばみを抑えていきます。
ムラシャンやムラサキの補色で失敗する例
青みが強すぎたムラサキの場合→緑
赤みが強すぎたムラサキの場合→オレンジ
になります。
均等にヘアカラーの薬剤を混ぜる事が大切です。
こちらでムラシャンの比較もしていますのでぜひ参考にしてください。

青みが強いムラシャン
青みが普通のムラシャン
ヘアカラーが緑になった時の原因と直し方
「ヘアカラーを失敗して緑色になってしまった」
経験ある人も多いと思います。
緑になる原因
・ブリーチをした髪の毛にそのまま青を足してしまった
・もとの髪質が赤みが少なく青をいれて緑になった
このようにどちらも赤みがない(赤みを入れなかった)場合に緑になります。
利尻昆布カラーやカラートリートメントでも青みが強く入っているものがあります。そういったものは退色していく過程で緑になります。しかし考え方は同じです。
緑色になった髪の毛を戻す方法
上から緑の補色をいれます。
つまり赤やオレンジといった色味を均等にいれます。
そうする事で無彩色の灰色(グレー)になります。
補色の赤(オレンジ)+なりたい色味を入れる事が重要です。
緑から希望の色にする為の表
希望の色味 | 補色+希望の色味 |
---|---|
グレー系 | 赤(補色)のみでも理論上は可能、理想は赤+グレー |
アッシュ系 | 赤(補色)+青(希望の色味) |
ブラウン系 | 赤(補色)+ブラウン(希望の色味) |
ピンク レッド系 | 赤(補色)+ピンク(希望の色味) |
全て赤の調節がカギになります。
セルフカラーで補色は使える?
ここまで理解したところでセルフカラーで補色を扱えるのかという所が疑問になると思います。
もしくはもうあきらめてしまった人はちょっと待ってください。
補色自体は考え方なので、一度理解するととても簡単です。
緑になった人は上の表を参考にしてセルフカラーを選んでください。
ブリーチをしている人は 【黄色の補色(ムラサキ)+なりたい色味】で選んでみてください。
ムラサキの割合が難しく感じるかもしれませんが、少しずついれて試してみましょう。
そうする事でぐっとハードルはさがります。
まとめ
いかがでしたか?緑になってしまったヘアカラーを今から直そうと考えている方はぜひ参考にしてください。
通常のヘアカラーでもカラートリートメント でもヘナでも色味の考え方は同じです。
要はどれぐらいの色味が出るかで変わってきます。
ぜひ参考になれば幸いです。
