今回はレブロンのヘアカラーリムーバー【脱染剤】について検証しました。

この記事はこんな人にオススメ
・黒染めをどうしても落としたい!
・レブロン【カラーリムーバー】という商品が黒染めを落とせると噂で聞いた
・レブロン【カラーリムーバー】で本当に黒染めは落ちるの?
・ブリーチはしたくないが髪色を明るくしたい
・レブロン【カラーリムーバー】はカラートリートメントも落とせるの?
年間3500人ほどのヘアカラーのお客様が来店しているサロンのパンダが、ブリーチ剤とは違う脱染剤を使ってどれぐらい髪色が戻るのかを検証しました。
本当に「ヘアカラーリムーバーは黒染めを落とせるの?」と疑問に思っている人や「黒染めをしたけど、どうしても明るくしたい」という人に向けてこの記事を作成しました。
ヘアブリーチと脱染剤の違いについては下の項目で分かりやすく説明しています。
先にヘアブリーチと脱染剤の違いがしりたい人は目次よりとんでください。
レブロン【ヘアカラーリムーバー】を使った結果

↓

かなり明るくなりました。
今回はブリーチをした毛束に、黒染め 8レベルの薬剤 カラートリートメントとそれぞれ染めた毛束と10レベルのカラーをした毛束で検証しました。
下で詳しく見ていきます。
レブロン【ヘアカラーリムーバー】とは?
レブロン【ヘアカラーリムーバー】は海外のメーカーが出している脱染剤になります。
人工染料を壊すのではなく、取り除く目的で作られていて、ダメージが少ないです。
ブリーチなどとは違い色素を破壊しないので通常のカラー剤やブリーチなどとは違うメカニズムになります。
メカニズムについては最後の脱色剤と脱染剤との違いで解説しています。
レブロン【ヘアカラーリムーバー】の香りと成分
少し独特な香りで始めて嗅ぐような香りでした。あまりいい香りではありません。
成分
ラウレス3酢酸Na、ココイルグルタミン酸TEA、アラントイン、アロエベラ葉エキス(2)、カミツレ花エキス、クエン酸、EDTA-2Na、BG、エタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、香料
レブロン【ヘアカラーリムーバー】の口コミ
レブロンのヘアカラーリムーバーはアマゾンや楽天市場でも売ってるよー!!
二回リムーバーやってここまでは落ちた!
私はショートヘアだから1つで足りたけどロングの人は本数いるかも!?
あと匂いがキツイw pic.twitter.com/oEdH1CRw4x— ゆーいち (@yuichi_samasama) March 12, 2019
悪い口コミ
髪の毛を濡らして、手袋をして塗り40分置いて流しました。
臭いけど、我慢できるにおいでした。
レビューが良かったから期待してたけど、あまり変わらなかったです。
落として髪の毛を乾かした後は弱冠明るくなった気がしたけど。1日たったら黒に戻りました
口コミを見るとしっかり色落ちしている印象です。圧倒的に多かった口コミが匂いがきついという事でした。
レブロン【ヘアカラーリムーバー】の使い方
1.カラーリムーバー1剤と2剤を1:1に比率でカップに出し混合してください。
2.混合液を髪に塗布します。塗布後、放置して下さい。
(加湿=10~15分、常温=20~30分)
※加湿の場合はラップをしてください。
3.ご希望の明るさになりましたら薬剤をお湯でよくすすいだ後、更にシャンプーで2回、念入りに洗ってください。
ほとんど通常のカラーと同じ使い方になります。
しかしこの混合液が結構ジェル状で始めて塗る人は塗りにくいかもしれません。
レブロン【ヘアカラーリムーバー】はどこで買えるのか?
薬局やドンキホーテでは売っていません。
ネットで買うしか今のところ方法がないです。
海外メーカーなので店舗で取り扱っている所がない状態です。
※たまに薬局にあるという事もありますが…なかなか見つける事ができないので、Amazonや楽天などを利用しましょう。
レブロン【ヘアカラーリムーバー】を使った検証
①ブリーチ毛に黒染めの毛束
②ブリーチ毛に8レベルの毛束
③10レベルで染めた毛束
④カラートリートメントカラートリートメントで染めた毛束
これらの毛束にレブロン【ヘアカラーリムーバー】を塗っていきます。
なぜこれらの毛束なのか?
レブロン【ヘアカラーリムーバー】がどのような反応をするか毛束を分けてみていきます。
①ブリーチ毛に黒染めの毛束
これは黒染めが落ちるのかをみていきます。
通常、黒染めはブリーチをしなければ落ちません。かなり頑固な染料になりますので、こちらをみていきます。
②ブリーチ毛に8レベルの毛束
こちらは黒染めまではいかないぐらいのブラウンになります。
ブリーチ→普通の薬剤→レブロン【ヘアカラーリムーバー】でどうなるかをみていきます。
③10レベルで染めた毛束
地毛から通常の薬剤で染めた毛はどうなるのかを見ていきます。
④カラートリートメントで染めた毛束
カラートリートメントの髪の毛もこのレブロン【ヘアカラーリムーバー】が作用するのかを検証していきます。
レブロン【ヘアカラーリムーバー】を使った結果(個別)
①ブリーチ毛に黒染めの毛束

少し赤みが残りましたがライトナーで黒染め落としをするよりもかなり綺麗に落ちました。
②ブリーチ毛に8レベルの毛束

こちらもかなり戻りました。色味はほとんどありません。
③10レベルで染めた毛束

若干の明るさは出ましたがほぼ変わりません。
④カラートリートメントで染めた毛束

ほとんど色は変わりませんでした。
この結果をまとめると‥
ヘアカラーリムーバー【脱染剤】まとめ
脱染剤がどんな時にしっかり作用するかまとめました。
【通常のカラー剤の色素に反応する】事が分かり、【カラートリートメントなどには反応しない】事がよく分かりました。
トーンダウンした髪の毛 | ◎ブリーチ毛やベースが明るいと大幅に反応する |
---|---|
トーンアップした髪の毛 | △暗い髪の毛から明るくした場合には反応は薄い |
カラートリートメント | 反応なし |
マニキュア | 反応なし |
ヘアカラーリムーバーを使ったら色が戻る!?
レブロンのヘアカラーリムーバーを使うと色が元に戻っていきます。
口コミでもあるように色戻りがあるのが脱染剤の特徴になります。
色の戻り具合を画像で見ていきたいと思います。
それぞれの色戻りを検証してみた
染めたて
↓
2日後
↓
3日後
少しわかりにくいかもしれませんが、やはり戻りました。
黒染めは2トーンほど暗くなりました。
ブリーチ毛は1トーンほど暗くなりヘアカラーした時の色素の濃さの違いがよくわかります。
黒染めの毛束は?

脱染剤は色が戻っていきます。 脱染する前の黒染めや少し暗い色に戻っていきます。
なぜかというと…
脱色剤は色素破壊に対し脱染剤は色素を残したまま酸化を切断します。
髪の毛内部に残った色素と空気中の酸素が酸化して色が戻ります。
空気酸化はりんごの切り口が徐々に黄ばんでいく現象です。こちらが髪の毛でも起こります。
セルフカラーする時の注意点
セルフカラーでレブロン【ヘアカラーリムーバー】を使う際には、少し注意が必要です。
・液体に近いので液だれに気をつける
・前回染めてない根元などは明るくならない
(あくまで暗くする前の状態に戻る)
・カラートリートメントには使っても効果がない
・匂いが2〜3日残る
この4点に気をつけて使っていきましょう。
特に液体に近いので、顔などにつかないようにしましょう。
匂いも残りますので、大事な日の前などにすると、その日まで匂いが続く事もあるので注意が必要です。
脱染剤について
脱染剤とは脱色剤(ブリーチ)とは異なります。
脱色剤の弱いものが脱染剤と思っている方もいますが‥
仕組み自体が違いますのでまとめてみました。
脱色剤(ブリーチ剤)
脱色剤は身近にあり薬局やスーパーなどでも販売しています。
脱色剤は色素を破壊して髪の毛を明るくしていきます。
文字通りもともとある色素やヘアカラーで入れた色素 全てを破壊します。
ダメージも激しく繰り返しすると髪の毛はかなり痛みます。
過硫酸塩を含むものは全て脱色剤になります。2剤のオキシでコントロールして弱くして脱染剤と表記しているものも多いですがここでは「弱い脱色剤」にあたります
脱染剤
言い方が似ているので勘違いしやすいですが…
まったくの別物になります。あまり身近になくプロ専売品になります。
日本の美容メーカーも販売している所が少なく海外のものを使う場合があります。
脱染剤はヘアカラーで入れた色素のみに反応します。
つまり、もとの髪の毛にある色素には反応しません。
ダメージも脱色剤に比べると少ないです。
少し深掘りして見ていきます。
脱色剤と脱染剤の違い
色素の扱い方
脱色剤→破壊
脱染剤→酸化結合を切る
色戻り
脱色剤→破壊されるので色が戻る事はない
脱染剤→結合をきっているだけでヘアカラーによってはいった色素は髪の毛内部に残っている。 よって色が戻る事がある
まとめ
いかがでしたか?レブロン【ヘアカラーリムーバー】はかなり衝撃的でした。
セルフでも黒染めを落とす事ができるので、ぜひ試してください。
薬局やドンキホーテなど店頭で買うことが難しいので早めにネットで頼むようにしましょう。
美容室で「ヘアカラーリムーバー【脱染剤】を使って黒染めを落としてください」
と言っても扱っていない美容室が一般的です。
中には【脱染剤】は弱いブリーチと思っている美容師もいます。
まだまだこれから期待ができる薬剤ですので、自分で用意するか、美容室に直接確認しましょう。
